家族にとって一大イベントのひとつである七五三。
しかし子どもが年齢の近い年子の場合、どのタイミングで祝えばいいのか、兄弟姉妹は一緒に祝ってもいいのかなど、悩ましい問題が多いイベントでもありますよね。
今回は、七五三のお祝いを年子の兄弟姉妹一緒にお祝いしていいのか、またそのメリットデメリットをご紹介します。
年子の七五三を兄弟姉妹が一緒にお祝いしてもOK!
そもそも七五三のお祝いは、一般的には、女の子は3歳と7歳、男の子は5歳の時に神社にお参りをします。
地域によっては男の子が3歳の時にも行うところもあるようです。
「数え年」か「満年齢」かも迷うところですが、どちらでお祝いしても特にしきたりに反するということはありません。
つまり、上の子か下の子のどちらかが数え年、どちらかが満年齢でお祝いすれば、同じ日にお祝いしてもいいということになります。
また、子供の成長の度合いや体調などで決めても構いません。
七五三の日は11月15日ですが、お祝いの時期は特に決まっていないので、10月11月の家族の予定が合う日に行う方が多いようです。
それ以外の時期に行っても問題ありません。
年子の兄弟姉妹を一緒にお祝いするメリット
では、年子の兄弟姉妹を一緒にお祝いするとどんなメリットがあるのでしょうか。
兄弟姉妹が一緒に楽しめる
年の近い兄弟姉妹の子どもは、どちらか一方がお祝いしてもらうと羨ましく思うものです。
お姉ちゃんが可愛い着物を着ていれば、妹は自分も着物を着たいといい出すこともあるでしょう。今日はお姉ちゃんが主役だと言っても子どもには理解できず、妹は不満に思い不機嫌になるかもしれませんね。
しかし兄弟姉妹が一緒に七五三を行えば、どちらも主役なので不満もないでしょう。
経済的な負担が減る
七五三のお祝いには思った以上にお金がかかります。初穂料や衣装代はもちろん、両親も呼ぶ場合は食事代や、記念写真にもかかります。
やはり七五三の目玉となるのは、可愛い子供たちが素敵な衣装を着てにっこりと微笑む写真ですよね。
フォトスタジオで撮影される方も多いと思います。後々まで残る家族の思い出、おじいちゃんおばあちゃんの笑顔、ついでにインスタ映え。
それなりの費用はかかりますが見返りも大きいです。
兄弟姉妹のいるご家庭なら、2人が一緒に並んで写っている写真を残さない手はありません。
年子ちゃんならなおさら、多少のお祝い年齢のズレは気にせずに一緒に済ませてしまえば、神社のお参りもフォトスタジオへのお出かけも二度手間になりません。
共働き家庭の方にとっては時間の節約になります。
撮影するスタジオによっては、衣装のセット割引や兄弟割引をしてもらえて、お金の節約のチャンスもあります。
年子の兄弟姉妹を一緒にお祝いするデメリット
とはいえ、3歳から7歳の子供に衣装を着付けて神社にお参りして、笑顔で並んで写真を撮って…。
ただでさえ手のかかる年頃の子供たちのご機嫌を同時に維持できるか否か、それが一番の関門かもしれません。
また、祖父母や夫が伝統行事についてこだわりがあり、「数え年でお祝いしたい」など指定してくる場合は、家族親族の中で意見の調整が必要になってきます。
しきたりに厳しいご家庭の場合は、話し合いが必要になるかもしれませんね。
家族で楽しむイベントとして考えてみる
実際にお祝いするとなると、神社にお参りする時期決めやそれに合わせたフォトスタジオの予約、家族のスケジュールの調整などやらなければならない事は盛り沢山です。
夫婦や親との間で意見の違いでぶつかることもあるかもしれません。
そんな時いちばん大事なのは、子供たちの健やかな成長を喜ぶ気持ちです。
伝統やしきたりを気にし過ぎずに、皆が笑顔で楽しむことができるイベントにすることを目指してみましょう!