食生活・グルメ

ニラの可食部はどこまで?全部食べれる栄養を逃さない切り方!

中華料理や和食にもよく使われる、スタミナ野菜というイメージのニラ。

そんなニラを切るとき、根本の固い部分はどれくらい切り落とせばいいのかと悩んだことはありませんか?

今回は、ニラの可食部はどこまでなのか、また栄養を逃さず全部食べれる切り方についてご紹介します。

ニラの可食部はどこまで?答えは「ほぼ全部」!

じつは、ニラの可食部は「ほぼ全部」なんです!

ニラの根元の切り口部分が乾いていたり少し汚れていたりして気になる場合のみ、下記の画像のように根本からほんの少しだけ、2~3ミリ程度を切り落とせばOK

ニラの可食部はほぼ全部。切り落とすのは2~3ミリ程度に

もし気にならないなら、無理に切り落とす必要もありません。

ニラには、にんにくやネギなどの香りの強い野菜にも含まれている「アリシン」という栄養成分が多く含まれています。

そのアリシンのほとんどがニラの根元部分に含まれていて、なんと葉先の4倍もの量なんです!だから根元を切り過ぎるとアリシンを無駄にしてしまうのでもったいないんですよ!

主なアリシンの効果としては、疲労回復、免疫力アップ・血流改善などに役立つと言われています。スタミナ野菜と言われるのはそのためなんですね。

ニラの栄養を逃さず全部食べれる切り方

ニラの栄養を逃さず全部食べれる切り方

豊富なニラの栄養を逃さずに、無駄なく全部食べれる切り方をご紹介します。

アリシンたっぷりの根元は細かく切るのがおすすめ

アリシンたっぷりの根元は細かく切るのがおすすめ

先にご説明したように、根元を切り落とすのは2~3mm程度のほんの少しにしましょう。

根元は葉に比べて食感が固いので、小口切りなどの細かい切り方がおすすめです。

また食感だけでなく、ニラは切り口が空気にふれることで、酵素の働きによりアリシンが増えるんです。

そのため、根元部分は細かく切って、空気にふれる面積を多くすることで、アリシンを効率よく摂取することができますよ。

アリシンは熱に強いため、加熱料理に使っても効果は変わりません。

ただし、切ってから時間が経つほどアリシンの香りが強くなりますので、香りが気になるという人はできるだけ調理の直前に切るようにしたり、ゴマ油で調理するなどすることで、独特の香りが和らぎますよ。

細かく切ったニラの根元は、ギョウザの具にしたり、味噌汁やスープなど汁物の具として使うのがおすすめです。

ビタミン豊富な葉先はざく切りがおすすめ

ビタミン豊富な葉先はざく切りがおすすめ

ニラはとても優秀な緑黄色野菜で、葉先にはビタミンA・C・Eといったビタミン類がとっても豊富なんです。

その中でビタミンCは水溶性なので、調理中に切り口から流れ出してしまいます。そのため、ビタミンの損失が少なくて済むざく切りがおすすめですよ。

ざく切りのニラは、炒め物やお浸しなどの料理に適していますす。

部位に適した切り方でニラの栄養を無駄なく摂ろう!

ニラの可食部はどこまでなのか、また栄養を無駄なく全部食べれる切り方についてご紹介しました。

根元と葉先、それぞれの部位に適した切り方で、疲労回復に役立つアリシンやビタミンが豊富なニラの栄養を美味しく無駄なく摂りましょう!

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