食材の知識

とうもろこしは何群で何色?基礎食品群の分類と五大栄養素含有量まとめ

甘くてプチプチした食感が楽しいとうもろこし。茹でても焼いても美味しい、夏の風物詩ですよね。

縁日の屋台では必ず焼きとうもろこしを買うという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、とうもろこしは「6つの基礎食品群」では何群で、「三色食品群」では何色なのか、また「五大栄養素」のどの成分が含まれているのかをまとめています。

とうもろこしは6つの基礎食品群の何群?

とうもろこしは、6つの基礎食品群では第5群の「穀類に分類されます。

サラダに入っていることも多いせいか、とうもろこしを野菜と思っている人も多いと思いますが、じつは炭水化物を多く含む、れっきとした穀物。米・小麦・とうもろこしは、世界三大穀物と呼ばれています。

とうもろこしはトルティーヤの原料でもあり、メキシコでは主食として食べられているんですよ。




とうもろこしは三色食品群の何色?

とうもろこしは、炭水化物を多く含みエネルギーのもとになるため、三色食品群では黄色に分類されます。

とうもろこしの五大栄養素とエネルギー含有量は?

生のとうもろこしの可食部100gあたりに含まれる栄養素の含有量を表にしました。

とうもろこし1本あたりの重さは300~450g、廃棄率が50%(芯・ひげ・皮は捨てられるため)ですので、1本あたりの可食部は150~225gくらいの計算になります。

印がついているのが、五大栄養素の「炭水化物・脂質・たんぱく質・無機質・ビタミン」です。

成分名 単位
廃棄率 50 %
エネルギー 89 kcal
水分 77.1 g
たんぱく質 アミノ酸組成によるたんぱく質 2.7 g
たんぱく質 3.6 g
脂質 脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 1.3 g
コレステロール 0 g
脂質 1.7 g
炭水化物 利用可能炭水化物 利用可能炭水化物(単糖当量) 12.5 g
利用可能炭水化物(質量計) 12.0 g
差引き法による利用可能炭水化物 14.8 g
食物繊維総量 3.0 g
糖アルコール 0 g
炭水化物 16.8 g
有機酸 0.2 g
灰分 0.8 g
無機質 ナトリウム 0 mg
カリウム 290 mg
カルシウム 3 mg
マグネシウム 37 mg
リン 100 mg
0.8 mg
亜鉛 1.0 mg
0.10 mg
マンガン 0.32 mg
ヨウ素 0 μg
セレン 0 μg
クロム 1 μg
モリブデン 6 μg
ビタミン ビタミンA レチノール 0 μg
α−カロテン 9 μg
β−カロテン 22 μg
β−クリプトキサンチン 54 μg
β−カロテン当量 53 μg
レチノール活性当量★ 4 μg
ビタミンD 0 μg
ビタミンE α−トコフェロール★ 0.3 mg
β−トコフェロール 0 mg
γ−トコフェロール 1.0 mg
δ−トコフェロール 0 mg
ビタミンK 1 μg
ビタミンB1 0.15 mg
ビタミンB2 0.10 mg
ナイアシン 2.3 mg
ナイアシン当量 2.8 mg
ビタミンB6 0.14 mg
ビタミンB12 0 μg
葉酸 95 μg
パントテン酸 0.58 mg
ビオチン 5.4 μg
ビタミンC 8 mg
アルコール 0 g
食塩相当量 0 g

※八訂日本食品標準成分表より

ぜひ参考にしてくださいね♪