いろいろな料理に使えて健康にも良い、玉ねぎ。
料理するために玉ねぎを切ると、ぬるぬるしたものや膜のようなものがあって、これって食べれるの?それとも腐ってる?と思ったことはありませんか?
今回は玉ねぎがぬるぬるしている場合は食べれるのか、ぬるぬる成分や薄い膜の正体と、また腐った玉ねぎの見分け方についてご紹介します。
玉ねぎがぬるぬるしてるけど食べれる?薄い膜の正体は
玉ねぎを剥くと出てくる、あのぬるぬるしたり薄い膜のようになっている物質は食べれます!決して腐っているのではありません^^
むしろ、体に良い成分なんですよ。
玉ねぎのぬるぬるは、セルロース・ヘミセルロース・プロトペクチンなどの、水溶性ペクチンという多糖類の複合物からできています。
これらの成分が玉ねぎ自身の水分によってゲル化するため、ぬるぬるとした感触の物質になるんですね。
ペクチンは食物繊維の一種で、食べることでコレステロール値や血糖値を下げてくれたり、腸内の善玉菌を増やし便量を増やすので便秘を解消してくれるなどの効果があります。
玉ねぎのぬるぬるは腐っているわけではなくむしろ体に良い成分ですが、包丁で切るときに滑りやすいので気を付けてくださいね。
玉ねぎの腐っているものを見分ける方法は?
玉ねぎが腐っているものは、ぬるぬるというよりも下記のような特徴があらわれます。
- 玉ねぎ本来の香りとは違う異臭がしている
- 触ると柔らかく、ブヨブヨしている
- 汁のようなものが出てきている
このような状態の玉ねぎは腐っていますので、食べずに捨てるようにしましょう。
腐った玉ねぎの臭いは主にメチルオールという成分です。
都市ガスやプロパンガスなどには、安全のためにわざと臭いが付けられているのですが、そのガスの臭い成分がメチルオール。そのため、ガスの臭いはガスの様だと例えられることが多いです。
玉ねぎ全体が腐っていなくても、皮を剥いてみたら中心部分だけが腐って変色しているという場合もあります。
この場合「りん片腐敗病」という玉ねぎの病気になっている可能性があります。変色した部分を取り除けば、その他の部分は食べることができます。
しかし、異臭がしたりブヨブヨしているなどの特徴がある場合は、食べずに捨てるようにしましょう。
まとめ
玉ねぎがぬるぬるしている場合は食べれるのか、そして腐った玉ねぎの見分け方についてご紹介しました。
ぬるぬるした物質は腐っているわけではなく、体にも良い働きをするペクチンという成分だったんですね。
体に良い玉ねぎを無駄なく美味しく食べたいですね♪