チョコレートを食べるとくしゃみが出るという人、いませんか?
じつはうちの夫もそうなんです。チョコレートを食べた直後にくしゃみが出ます。特に高カカオのチョコレートのときは必ずです。
でも夫はこれまで食べ物のアレルギーは無く、なぜなのか原因がわからなかったのですが、詳しく調べたところ原因が判明しました。
今回はチョコレートを食べるとくしゃみが出る原因はなぜなのかとその対処法、またアレルギーでも食べれる美味しい代替品のチョコレートについてご紹介します。
チョコレートを食べるとくしゃみが出る原因はチョコレートアレルギー
チョコレートを食べるとくしゃみが出る原因、それは「チョコレートアレルギー(カカオアレルギー)」です。
チョコレートアレルギー(カカオアレルギー)の原因となる物質は「チラミン」と「ニッケル」の2つがあり、それぞれ高カカオのチョコレートには多く含まれます。
原因1.チラミン
チョコレートやココアなどのカカオを原料とした食品には「チラミン」いう血管浮腫物質が含まれています。
チラミンは「仮性アレルゲン」と呼ばれる成分のひとつで、アレルギー反応のような症状を引き起こす原因になります。
原因2.ニッケル
またカカオには、金属である「ニッケル」も含まれています。
そのため、金属アレルギーを持つ人はこのニッケルに対してアレルギー反応が起きる場合がもあります。
実際に私の夫は金属アレルギーで、アクセサリーを付けられない人なんです。まさか金属アレルギーが原因で、チョコレートを食べるとくしゃみが出るとは思いもしませんでした…。
チョコレートアレルギーでくしゃみが出る場合の対処法
チョコレートを食べるとくしゃみが出るのはチョコレートアレルギー(カカオアレルギー)が原因ということがわかりましたが、対処法はどのようにすればいいのでしょうか?
くしゃみ自体は軽度のアレルギー症状ですから、深く心配して緊急の処置などをする必要はありません。
ただし、症状がひどくなると、まれですがアナフィラキシーショックを起こす可能性もありますので、下記の点に気を付けるようにしましょう。
- 一度にチョコレートをたくさん食べたり、毎日続けて食べないようにする
- 他のアレルギーがある人は、その症状が悪化している時はチョコレートを食べるのを控える
- 体調が悪い時にはチョコレートを食べるのを控える
チョコレートアレルギー(カカオアレルギー)の症状はくしゃみだけでなく、下痢・嘔吐・鼻血・くしゃみ・腹痛・痙攣など様々あります。
症状を悪化させないためにも、食べすぎに気を付けるようにしましょうね。
チョコレートアレルギーでも食べれる!代替品キャロブ
チョコレートアレルギー(カカオアレルギー)の場合、カカオをできるだけ摂取しないほうがいいわけですが、とはいえ美味しいチョコレートは食べたいですよね・・・。
そんなチョコレート好きなチョコレートアレルギーさんのために、チョコレートアレルギー用の代替品チョコがあるんです!
それはカカオの代替品「キャロブ(イナゴマメ)」という食材を使ったチョコレートです。
キャロブ(イナゴマメ)はカカオによく似た風味を持つ栄養価の高い食品で、しかもカフェインを含まないので、妊婦さんやチョコレートアレルギー(カカオアレルギー)を持つ人のチョコレート代替品としてとても人気があります。
キャロブ(イナゴマメ)を使ったチョコレートは、味も代替品とは思えないくらい美味しいんだそうですよ!
バレンタインデー症候群はチョコレートアレルギー?!
毎年、バレンタインデーの直後に、下痢・嘔吐・腹痛・鼻血・けいれんなどの症状を訴えて病院を訪れる人が増えるんだそうです。
これが実はチョコレートアレルギー(カカオアレルギー)によるものなんだとか!決してチョコレートの食べ過ぎではないんです。
そのため、チョコレートアレルギー(カカオアレルギー)は別名「バレンタイン症候群」とも呼ばれるそうですよ。
たくさんチョコレートをもらえるのは嬉しいことですが、それゆえの悩ましい症状もあるとはなんとも複雑ですね(笑)
まとめ
チョコレートを食べるとくしゃみが出る原因はチョコレートアレルギー(カカオアレルギー)であること、またその対処法についてご紹介しました。
みんな大好きなチョコレートを、食べすぎずに美味しく食べたいですね。