いつも甘いものがないと落ち着かない、ストレスを感じると甘いものが欲しくなる・・・。
そんな状態は「砂糖中毒」かもしれません。
適正な量の糖分は体に必要なものです。
しかし「砂糖」には依存性があり、摂りすぎるとうつ病や骨粗しょう症、冷え性など、さまざまな不調を起こす原因になります。
砂糖中毒は困るけど、たまには甘いものを口にしたい・・・でも人工甘味料は嫌だ(:_;)
そんな時には、酸っぱいものを甘く感じさせるという不思議なフルーツ、「ミラクルフルーツ」を上手に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
砂糖中毒の救世主?!ミラクルフルーツとは
ミラクルフルーツとは西アフリカを原産とするフルーツです。
このミラクルフルーツを食べたあとに、酸っぱい食べものを食べると、なぜか酸味が消え甘味が感られるという、なんとも不思議な特徴があるんです。
原産地の西アフリカ地方では、昔から酸味の強いものを食べるまえにはミラクルフルーツを食べていたんだそう。
熱帯のフルーツなので生のミラクルフルーツは日本ではなかなか手に入りませんが、ドライフルーツなら通販で購入できますよ♪
ミラクルフルーツを食べた後、すっぱいおやつが甘く感じるのはどうして?
味の種類は、甘味・塩味・苦味・酸味などがあります。
舌の上には「味蕾(みらい)」という器官があり、それぞれの味覚を感じているのです。
酸っぱいものが甘く感じるヒミツは、ミラクルフルーツに含まれている「ミラクリン」と呼ばれるたんぱく質の一種。
このミラクリンには酸味と結合する性質があり、ミラクリンが甘味を感じる味蕾にくっついた状態で酸っぱいものをたべると、酸味の成分なのに甘味を感じさせる働きをするんです。
舌を麻痺させたりするわけではなく、時間の経過や、その後も食事を続けることでミラクリンが味蕾から離れていくと、味覚はもとに戻っていきます。
おやつを食べる前に!ミラクルフルーツの食べ方
ミラクルフルーツは、口の中で種と実を分けるような感じで、1~2分かけて食べます。
また、舌の上にまんべんなくミラクリンがくっつくように、口の中全体に転がすように食べるのがコツです。
最後に種は出しましょうね。
その後、レモンや梅干しなど、酸っぱいものをおやつとして食べてみてください。
酸っぱいはずのものが甘いという、不思議な感覚が味わえます♪
その効果はミラクルフルーツを食べてから30分~2時間程度つづきます。
まとめ
砂糖中毒の状態になると、甘いものを食べることで罪悪感を感じ、うつ病になってしまうケースもあるようです。
ムリに甘いものをガマンするよりも、レモンや梅干しなどのカラダに良いものを食べて甘さも感じられるほうがストレスもなく、砂糖を控えたおやつタイムが楽しくなるのではないでしょうか(^^)