春はたけのこの美味しい季節!煮物や炊き込みご飯など、いろいろな料理で楽しめて、日本人が大好きな食材ですね。
生のたけのこをアク抜きするには「米ぬか」を使うのが定番ですが、たけのこのアク抜きのめだけに米ぬかを一袋買うのはちょっともったいないし面倒・・・とためらうことはありませんか?
他に米ぬかの使い道が思いつかないし、茹でる鍋に米ぬかがこびりつくし、茹で汁を流しに捨てると排水口が大変なことになるし・・・。私のようなズボラな人間にとっては少し面倒です。
でも実は、たけのこのアク抜きは酢や重曹や卵の殻でもできるんです。これなら家庭に常備している材料なので、気軽にできますよね。
今回は、たけのこのアク抜きを酢・重曹・卵の殻でする方法をご紹介します。
酢でたけのこのアク抜きをする方法
酢でたけのこのアク抜きをする方法をご紹介します。
分量
ゆで水1リットルにつき、酢50cc程度
手順
- たけのこの皮をむき、半分に切る
- 鍋にたけのこと、たけのこがしっかり浸かるくらいの水と酢を入れる
- 火にかけて沸騰したら弱めの中火で15分程度茹でる
- 茹で終わったたけのこを鍋のまま冷まし、半日ほど置く
- 茹で汁を捨て、新しい真水にたけのこを漬けてさらに半日程度置いてアク抜き完了
重曹でたけのこのアク抜きをする方法
重曹でたけのこのアク抜きをする方法をご紹介します。
分量
水1リットルに対して重曹(食品用)小さじ1程度
手順
- たけのこの皮をむき、半分に切る
- 鍋にたけのこと、たけのこがしっかり浸かるくらいの水と重曹を入れる
- 中火にかけて沸騰したら弱火で30分程度茹でる
- 鍋のまま自然に冷ましてあく抜き完了
あく抜きしたたけのこは、水洗いしてそのまますぐ料理に使えます。すぐに使わない場合は、水に漬けた状態で冷蔵庫で保存しましょう。
卵の殻でたけのこのアク抜きをする方法
卵の殻でたけのこのアク抜きをする方法をご紹介します。
分量
水2リットルにつき卵の殻1個分程度
手順
- たけのこの皮をむき、半分に切る
- 鍋にたけのこと、たけのこがしっかり浸かるくらいの水と卵の殻を入れる
- 中火にかけて沸騰したら弱火で30分~1時間程度茹でる
- 鍋のまま自然に冷まして3~4時間ほどおく
- 茹で汁を捨て、新しい水にたけのこを漬けて3~4時間ほどおいてアク抜き完了
酢・重曹・卵の殻でアク抜きができるのはなぜ?
たけのこのアクの成分は「シュウ酸」。米ぬかや重曹で茹でることで、たけのこの組織が柔らかくなり、シュウ酸が溶けだしやすくなります。
また、シュウ酸はカルシウムと結びつきやすい性質があるため、米ぬかや卵の殻のカルシウムがアクを減らしてくれます。
さらに、えぐみのもとになる成分は主に「ホモゲンチジン酸」ですが、米のとぎ汁や重曹はホモゲンチジン酸を取り除いてくれるのです。
手間のかかるたけのこのアク抜きを簡単に!
たけのこのアク抜きを、酢・重曹・卵の殻でする方法をご紹介しました。
もちろん、昔からの方法である米ぬかを使ったアク抜きがベストだとは思います・・・。
でもたけのこのアク抜きのためだけにわざわざ米ぬかを買うのは、手間も時間かかって面倒!というときの代替方法として、酢・重曹・卵の殻を使う方法も覚えておくと役に立つかもしれませんね!