トマトを使った料理を作るとき、レシピではトマトの皮を湯むきする場合がありますよね。
でも正直めんどくさい!トマトの湯むきって本当に必要なの?って思っちゃいます。
そこでこの記事では、
- トマトの湯むきはなぜするの?その理由とは
- トマトの皮って栄養ある?
- 湯むき以外でトマトの皮むきが簡単にできる方法
この疑問点について解決していきます。
トマトの湯むきはなぜするの?その理由とは
トマトを湯むきはなぜするのか、その理由こちら。
トマトの皮は硬いため、料理の食感が悪くなるから
です。
トマトの皮をむかずに煮込み料理を作ると、実は煮崩れても皮だけが残ってしまうんですね。
すると、料理を食べたときに皮が口に残ってしまい、料理の食感が悪くなると感じる人もいるため、トマトを湯むきして皮をあらかじめ取り除こうというわけです。
つまり、食感を良くするためだけにトマトの皮をむいているということですね。
トマトの皮の食感が気にならないなら、湯むきはしなくてもいいんです♪
私個人的には、毎日の食事作りでわざわざトマトの皮をむくことはしません。皮をむくのは、家族以外の人が食べる料理を作るときや、家庭料理では唯一おでんの具としてトマトを入れるときだけです(*'ω'*)
ただし、トマトの皮は消化があまり良くないので、しっかり噛まずに飲み込むと、後で便の中にそのまま皮が入って出てくることがあります(笑)
それが気になるという人は、やはり湯むきするほうがいいかもしれませんね(^^)
トマトの皮に含まれる栄養素って?
トマトの栄養素として有名なのが、抗酸化作用が高い「リコピン」ですよね。
リコピン、トマトが太陽の紫外線を浴びることによっておきる酸化などから自分自身を守るために生成される成分です。
そのため、トマトに含まれるリコピンの多くは皮と実の間に存在しているんです。
ちなみに、普通のトマトよりもミニトマトの方が、実全体に対して皮が占める割合が多いため、リコピンの量はミニトマトの方が多いんですよ。
また、トマトの皮には「ペクチン」という成分が多く含まれています。
ペクチンはコレステロール値や血糖値を正常に近づけたり、腸内細菌のバランスを整える整腸作用がある成分なんですよ。
ほとんどの野菜にも言えることですが、大切なの栄養は皮や皮付近により多くある場合が多いため、皮ごと食べられるものはできるだけ皮ごと食べるほうがその野菜の栄養を無駄なく取り入れることができます。
トマトの栄養をまるごと取り入れたい場合は、湯むきはしないほうがいいかもしれませんね。
湯むき以外でトマトの皮むきをする簡単な方法
トマトの皮むきの方法として最も一般的なのは湯むきですが、そのためだけにお湯を沸かすのも少し面倒ですよね。
ここでは、湯むき以外でトマトの皮むきをする簡単な方法をご紹介します。
まるごと冷凍する方法
トマトをまるごと冷凍することで、皮むきが簡単になるんです!
冷凍する時間がかかるのが難点ですが、とってもキレイにむけますよ。
1.トマトに切れ目を入れてまるごと冷凍する
トマトにはあらかじめ十文字の切れ目を入れて、このまま冷凍庫に入れます。
カチカチに凍らせましょう。2時間くらいかかるかな。。。
カチカチに凍ったトマト。
冷凍することで果実の中身が膨張するので、トマトの皮がすでに弾けてますね。
2.水にさらして皮をむく
カチカチに冷凍したトマトをサッと流水にさらします。
こうすることで、トマトの皮だけが溶けて、果実から離れやすくなるんです。
あまり水に長くさらしすぎると中身も溶けだしてしまい水っぽくなるので、5~10秒程度で大丈夫ですよ。
するとこのとおり!
十文字の切れ目からスルン!と気持ちよくトマトの皮がむけます♪
ガスコンロの直火で炙る方法
冷凍する時間はない!今すぐ簡単にトマトの皮をむきたいんじゃ!というときには、ガスコンロの直火で直接トマトを炙るという方法もあります。
1.トマトをガスコンロで炙る
トマトのへた部分にフォークを刺し、ガスコンロの直火に直接当てて炙ります。
フォークをくるくると回しながら、トマト全体に火があたるようにしてください。
少し焦げ目がつくくらいに炙ると、トマトの皮が「キュッ!」とした感じになってきます。
このとき、ヘタに火が付くことがあるので気を付けて!
炙る前にあらかじめヘタを取っておけば安心ですね。私は面倒なのでやってませんがw
2.水にさらして皮をむく
炙ったトマトを、冷まさずに熱いまま流水にさらします。
すると、急激な温度変化でトマトの皮が縮み、皮が破れてきます。
するとこのように、皮が破れたところから簡単にむくことができます。
もし皮が破れていなかったら、包丁で軽く切れ目を入れてそこからむいてくださいね。
トマトの湯むきまとめ
トマトの湯むきをするのはなぜ?その理由についてご紹介しました。
まとめると、
- トマトの湯むきは食感をよくするためなので、皮が気にならない場合はむかなくてよい
- トマトの皮にはリコピンやペクチンが豊富なので、栄養をまるごと取り入れたい場合は湯むきしないほうがおすすめ
ということになります。
料理の食感を優先するなら皮をむく、栄養を優先するなら皮はむかないといった、それぞれの考えやシチュエーションに合わせて選んでくださいね(^^)/