クリスマスも近づき、準備のためにいろいろ調べていると何やら気になる一文が。
「サンタクロースを見た人はいない。 けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならない。」
これって、大学入試の英文問題に使われていたりして地味に有名な文なんですが、その元ネタは何なのか知らなかった私は、気になって調べてみました。
サンタクロースを見た人はいない。けれども…は新聞の社説だった
「サンタクロースを見た人はいない。 けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならない。」
有名なこの文の出典を調べてみたところ、ニューヨーク・サン紙というアメリカの新聞社の社説でした。
時は1897年、ある8歳の女の子から新聞社に質問が寄せられました。
女の子の質問は、
「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」
というもの。
この質問に対して回答する形で公開された、ニューヨーク・サン紙に社説の一部がこちら。
サンタクロースを見た人はいません。
けれどもそれは、
サンタクロースがいないという証明にはなりません。この世の中で一番確かなこと、
それは子供の目にも大人の目にも見えないものなのですから。このかぎりなく広い宇宙の中では、
人間の知恵は、一匹の虫のように小さいのです。この世の中に愛や思いやりやまごころがあるのと同じように、
サンタクロースも確かにいるのです。※出典:サンタクロースっているんでしょうか? (偕成社)
この社説の内容があまりにもすばらしかったため、今でも語り継がれており、その内容をまとめた本が1977年に単行本として出版されました。
社説の全文は、こちらの本に書かれています。全て読んでみたい方はチェックしてみてください。
サンタクロースを見た人はいるのか調べてみた
サンタクロースを見た人はいない。けれども…の文の元ネタが新聞の社説だったことがわかってスッキリしたのですが、そこで新たな疑問が。
「サンタクロースを見た人はいるのか?」
そこで、サンタクロース目撃情報や見間違えの可能性について調べてみました。
あくまで私の個人的調査ですので、ネタとして話半分にお聞きください(笑)
サンタクロース目撃情報は意外なところに
サンタクロースの目撃情報を探してみましたが、はっきり見たと断言する人はなかなかみつかりませんでした・・・。
そんな中!あのキャラ強めの面白いタレント鈴木奈々ちゃんが、サンタを見たと話していた記事を発見!w
「小さい頃、家族で6階建てのマンションに住んでたんですけど、家族で外を見ていたら、上を飛んでたんです。そりに乗って、トナカイが2匹いて、飛んでました。その後に私のうちに来たっぽくて、プレゼントもありました。サンタクロースっているんだ!って思った」
※出典:スポニチアネックス
トナカイまで目撃したとは!(笑)
きっと楽しいクリスマスを過ごしたことでしょう(*'ω'*)
サンタクロースと見間違え・思い込み説
現実的に考えると、やはりいちばん考えられるのが「見間違え」「思い込み」という説。
心理現象のひとつで、「パレイドリア現象」というのがあります。
パレイドリア現象とは、普段からよく見たり聞いたりして知っていたパターンを、本来そこに存在しないものに当てはめてしまう現象らしいです。
よくあるのは、月の模様がうさぎに見えたり、イタリアの国土の形がブーツに見えたりという状況もパレイドリア現象のひとつ。
もしかしたら、クリスマスの夜にたまたま赤いセーターを着たおじさんを見かけて、すっかりクリスマス気分が高まっていた子どもはそのおじさんを「サンタクロースだ!」と見間違えてしまったというパターンもあり得ますよねw
また一説によると、クリスマスを祝う風習のある英語圏の家庭では、サンタクロースの服装をしたお父さんが、わざとプレゼントを置いて帰る後ろ姿だけを見せて、子どもたちを喜ばせたりするんだとか。
まだ純粋な子どもからしたら、「サンタさんを見た!」という嬉しさから、すっかり本物のサンタクロースだと思い込むということもあるでしょう。
大人から見ると、その純粋さが羨ましくも思えますね(;'∀')
サンタクロースと会った!とホラが吹けるアプリがあった
サンタクロースを見た人はいないけど、サンタクロースと会った!とホラが吹けるアプリを発見しました(笑)
こういう写真が撮れますw
サンタクロースと一緒に歌ってますねww
明らかにホラですが、クリスマスのジョークとして楽しむのは面白いかもしれません(*'ω'*)
サンタクロースは心の中にいるはず!
「サンタクロースを見た人はいない。 けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならない。」という有名な一文の元ネタ探しから、見た人を探す調査結果をご紹介してきました。
子どものころはみんなが信じていたサンタクロース。大人になるにつれ、だんだん現実が分かってくるものですが・・・(;'∀')
思いやりやまごころと同じように、サンタクロースは心の中に確かにいる!と信じたいものです☆