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初詣は日本だけなの?海外の他国はどうなのか調査してみた

一年の始まりに、その年の健康と平穏をお祈りする初詣。日本のお正月ではおなじみの風習ですよね。

この初詣は、日本だけの風習なのでしょうか?海外の他国でも同じような風習があるのでしょうか?

今回は、海外の他国の初詣とお正月事情について調査してみました。

初詣は日本だけの風習?

結論から言うと、お正月に大勢の人々が神社仏閣に押しかけるような、大規模な初詣の光景が見られるのは、日本だけのようです。

日本以外にも、中国・台湾・シンガポールといった中国文化圏でも、初詣をする風習があることはあります。

しかしその多くは、仏教寺院で自分の先祖に対するお参りをするが主なんだそうです。

日本ではお正月というと1月の元旦から始まる期間を指しますが、中国圏において正月と言えば、旧暦でのお正月、いわゆる「旧正月」を指しています。そのため、元旦はそこまで盛大にお祝いするということはないようです。

韓国においても、初詣で参拝をするという風習はなく、初日の出もありがたく拝むというより鑑賞する程度だそうです。

また、神道は日本独自の信仰ですので、神社に初詣に行くという風習は海外の他国ではありません。




海外の他国のお正月事情。

海外のさまざまな他国では、お正月をどのように過ごしているのか、またお正月に準ずるような風習があるのかを調べてみました。

には、太陰暦の正月(春節)、イスラム教の正月、ヒンズー教の正月など、さまざまな時期に、いろいろなお正月があり、初詣的な宗教的な参拝をしていると思います。

キリスト教圏の国

キリスト教圏の国では、なんといってもクリスマスが一年最大の行事です。

そのため、正月というのはさほど大した行事ではなく、1月1日だけお休みする程度のようです。

キリスト教圏では公現祭と呼ばれる祭日があり、イエス・キリストの降誕を祝って12月25日から1月6日までの間をクリスマス休暇とする習慣があります。

しかし、その間にミサに行くらいで、大晦日や元日などに宗教的な行事はありません。

アメリカなどの都市部では年越しに盛大なカウントダウンが行われていることもありますが、あれは宗教的な意味合いはなく、単なるイベントですね^^

ただ、同じキリスト教でも、日本では少し状況が変わります。

日本のカトリック教会では1月1日を「神の母聖マリアの大祝日」として、ミサを行います。

またプロテスタント教会で「新春礼拝」を行っています。

日本においてはキリスト教で初詣ということもあるんですね♪

中国圏の国

中国圏の国の人々にとって、お正月といえば旧正月!

「春節」や「チャイニーズ・ニューイヤー」とも呼ばれ、爆竹を鳴らしたり、赤色の派手な飾りつけをして、家族が集まり新年を盛大にお祝いします。

日本の年末年始と同じように、長い休暇とって故郷に帰省する人も多いそう。

イスラム教圏の国

イスラム教圏の国においては、基本的に暦が違うため1月1日は新年ではないのです。

イスラム教における暦は「ヒジュラ暦」というもので、イスラム教の開祖であるマホメットが、メッカからメディナに移住した日を新年としているそう。

イスラムの新年は「ムハッラム」と呼ばれ、ごちそうを食べるんだそうですよ。

しかしなんといっても、イスラム教徒「ムスリム」たちにとって、一年で最大のイベントは断食(ラマダン)明けを祝う「ハリラヤ・プアサ」なんだとか。

日本の年末年始と同じように、長い休暇を取って故郷に帰省することも多いそうです。

ヒンズー教圏の国

ヒンズー教圏の国の人々にとって、お正月に当たるのは、「ディパパリ」です。

別名「光の祭典」とも呼ばれ、主にインド系の人々を中心とした全ヒンズー教徒が新年をお祝いします。

人々は新しい衣装を身にまといお寺に参拝したり、親戚や友人の家を訪ねて一緒に食事をしたりお菓子を食べたりします。日本のお正月ともよく似ていますね。

各地でさまざまなお正月がある!

初詣は日本だけの風習なのか?海外の他国でのお正月の風習は?という疑問について調査してきました。

各地によってお正月の過ごし方はさまざまですが、その内容は宗教によって大きく異なるということがわかりましたね。

機会があれば、他の文化圏のお正月もぜひ体験してみたいものですね(^^♪