おせちの定番といえば、数の子。
我が家ではお正月しか登場しませんが、数の子なしでは新年を迎えた気になれません(笑)
そんな数の子って、誰の子なの?と思いませんか?「数」って何w
気になったので、数の子は誰の子なのか、その名前の由来も調べてみました。
数の子は「鰊(ニシン)」の子!名前の由来は
数の子は「鰊(ニシン)」の卵です。
え?「数」の卵じゃないの?って思いますよね(笑)
同じ魚卵シリーズでも、「鱈(たら)」の卵は「たらこ」、「とびうお」の卵は「とびこ」と呼びます。
それなのに、「鰊(ニシン)」の卵は「にしんこ」じゃなく、「かずのこ」なのは何故???
実は、ニシンは昔「かどいわし」と呼ばれていたんだとか。この呼び名はアイヌ語が語源とも言われています。
ただ、「かど」という呼び方は聞こえが良くなかったようで、あまり売れなかったんだそう。
そのため、はらわたを取って身を2つに裂くというカドの加工方法から、「二身」という意味を持つ「ニシン」という名前に変わったそう。
そして「かどいわし」の卵のことも、昔は「かどのこ」と呼ばれていたのですが、それがだんだんと訛り、「かずのこ」になったと言われています。
後になって、ニシンは卵をたくさん産むという理由から「数」の子という当てて、「数の子」となったようです。
数の子をおせちに入れる理由とは?
ニシンの子である数の子は、おせちの定番。でも、数の子をおせちに入れるのはなぜなのでしょうか。
それはズバリ、「子孫繫栄」です。
その理由として言われているのはこのふたつ。
- 卵(子)の数が多い
- ニシンの名前には「二親」という漢字を当てはめている
これにより、2人の親(二親)から、たくさんの子ども(卵)が生まれて、子孫繁栄しますようにという願いが込められているのです。
ニシンのメスが産む卵の数は、なんと1尾で3万~10万粒ほどなんだそうです。凄すぎる・・・。
昔の人がニシンの子沢山にあやかりたいと思うのも納得ですね。
まとめ
数の子は鰊(ニシン)の子であり、おせちに入っているのは子孫繁栄を願ってのことだったということがわかりました。
縁起の良い数の子を、お正月には美味しくいただきたいですね♪