「もうかさめ」という魚を知っていますか?
今までは「さめ」というと、"まずい"とか"くさい"というイメージがありましたよね・・・。
でも先日スーパーでもうかさめが安かったので初めて購入したところ、これがとても美味しい魚だったんです!まずいなんて嘘ですよ!(*'ω'*)
今回は、さめはまずいという噂を打ち消してくれた「もうかさめ」の、簡単下処理や美味しい食べ方、さらに栄養価やカロリーについてご紹介します。
もうかさめがまずいなんて嘘!東北では人気のお魚です
もうかさめはその名の通り、サメの一種。正式には「ネズミザメ」という名前で、体長3mほどのサメの通称です。
東北地方でよくとれる魚で、特に宮城県気仙沼港が日本一の水揚げを誇ります。
サメの仲間は一般的にアンモニア臭があるため、食用としては向かないとされているのですが、もうかさめはアンモニア臭が少ないのが特徴。
味はクセがなく淡白で、青魚のような生臭さがありません。また身がしっとりとしているため、やわらかい鶏肉のような食感があります。
もうかさめは下処理も簡単
もうかさめはスーパーなどの売り場ではすでに切り身になった状態で売られており、またくさみがほとんどないため、下処理は基本的に必要ありません。
でももし、どうしても臭みが気になる場合は、濃度3%程度の塩水に1時間程度つけておくことで臭みを抜くことができます。
その後、ペーパータオルでしっかりと水分を摂ってから料理に使いましょう。
もうかさめの美味しい食べ方
もうかさめは淡泊でクセがないので、油ととても相性がいいんです!
だからフライやムニエルにすると、もうかさめの美味しさを存分に味わえますよ♪
もうかさめのフリッターはタルタルソースとの相性が最高!
もうかさめは揚げ物にびったり!
軽く塩コショウで下味をつけたもうかさめに、天ぷら粉を水で溶いた衣を付けて簡単フリッターがおすすめです。
フワフワの白身魚なので、タルタルソースとの相性がバツグン!市販のタルタルソースでも充分ですし、面倒ならマヨネーズでも美味しいんです。
ビールが進んでしまう美味しさですよ。
もうかさめのムニエルはバターで絶品!
軽く塩コショウで下味をつけたもうかさめに小麦粉をまぶし、フライパンで焼いてムニエルに。
バターソースを乗せれば、まるで洋食屋さんのようなフワフワのムニエルが楽しめますよ。
もうかさめは刺身で食べれる?
もうかさめは鮮度が良ければお刺身としても食べられます。
実際にもうさかめの産地である気仙沼では、もうかさめの心臓をお刺身としても食べられているんです。地元ではもうかさめの刺身のことを「もうかの星」と呼び、酢味噌や生姜醤油、ニンニク醤油などをつけても食べています。
しかし刺身としての食べ方は、新鮮なもうかさめが手に入る気仙沼のみで、全国に流通している切り身は加熱用がほとんど。
宮城県に旅行に行くことがあれば、ぜひ一度食べてみたいものですね♪
もうかさめの栄養価とカロリーは?
もうかさめは糖質を含んでいません。そして100グラムあたりの脂質は5グラム・カロリーは127kcalと大変少ないため、とてもヘルシーなお魚なんです!
さらにもうかさめは、脂質の代謝を助けるビタミンB6とビタミンB12が豊富なので、ダイエット中のにはもってこいです。
しかもたんぱく質の量は鶏むね肉よりも多くとても優れたたんぱく源であるため、ダイエット中だけでなく、筋トレをしている人にとってもすごくおすすめなんです!
また、白身魚にもかかわらず青魚に多く含まれるいDHAの含有量が多く、鉄分も多く含むため、健康にも良いお魚なんですよ♪
もうかさめはまずくない!ぜひ一度食べてみて♪
もうかさめの簡単な下処理や美味しい食べ方、栄養価やカロリーについてご紹介しました。
東北地方ではよく食べられているものの、全国的にはあまりメジャーとは言えないもうかさめですが、臭みが少なくフリッターやムニエルにするととっても美味しい魚です。
また下処理が簡単なので主婦の味方でもありますよ。
もしスーパーでもうかさめを見つけたら、ぜひ一度食べてみてくださいね♪
もうかさめはとても安くてお手頃価格なのに美味しいので、東北地方では昔からよく食べられている人気の魚なんですよ♪