毎日のおかず作りにとっても便利なひき肉。
ひき肉は和洋中いろいろなメニューに使える上に、お値段もお手頃なので、安いときに買いだめをして冷凍しておくというご家庭も多いはず。また、特売品のひき肉は、そもそも解凍された状態で売られていることもありますよね。
でも、量が多すぎて、使いきれずに余ってしまった・・・なんてこともありますよね。
そんなとき、余ったひき肉を再冷凍しても味や安全性は大丈夫なのか?また、再冷凍するならその方法は?という疑問について調べてみました。
ひき肉は一度解凍した後でも再冷凍は可能。ただし・・・
まず結論からいうと、
「ひき肉を一度解凍した後でも、傷んでいなければ再冷凍しても安全上の問題はない。ただし味は著しく落ちる。」
ということなんです。
肉は細胞内の水分がとても多いため、冷凍と解凍の繰り返しにより細胞が壊れ、ドリップと呼ばれる汁とともにうまみ成分が流れ出してしまうため、とても味が落ちてしまいます。
味は落ちますが、解凍後に時間が経っておらず、腐敗の心配がない場合は、再冷凍しても衛生上の問題はありません。
ただし、においや粘りなどを必ず確認して、少しでもおかしいなと思う場合は残念ですが捨てましょう。
解凍したひき肉を再冷凍する方法は?
では、いちど解凍したひき肉を再冷凍する方法はどうすればいいでしょうか。
生のまま再冷凍する場合は、ドリップが出ている場合は捨ててから、ラップに薄く板状に広げてから再冷凍しましょう。
理想的なのは、一度加熱してから再冷凍することです。
軽く下味をつけたひき肉そぼろにしてから冷凍すると、その後の解凍もラクですし、調理にもそのまま使えます。
家庭での再冷凍は、できるだけ少ない回数におさえるようにしましょう。
再冷凍から解凍後のひき肉の味が気になる場合、どうすれば美味しくなる?
再冷凍のあとまた解凍したひき肉。その後また調理に利用するとき、品質には問題ないとしても味が落ちているのが気になる場合もあるでしょう。
そんな時にも味の落ちにくいひき肉の解凍方法や調理法をご紹介します。
生のまま再冷凍した場合は、冷蔵庫か電子レンジで解凍
一度解凍・再冷凍をしたひき肉は、すでに細胞が壊れてドリップが出やすい状態になっていますので、室温で解凍するのは避けるべき。室温で解凍してしまうと、空気に触れている部分から溶け出すため肉に温度差ができ、雑菌が繁殖しやすく傷みが早くなってしまいます。
時間がある場合は、冷凍庫から冷蔵庫に移し、そのまま冷蔵庫内で解凍しましょう。冷蔵庫内は低温が保たれているので、雑菌の繁殖を防ぎ、劣化を抑えつつ解凍できます。
晩ごはんに冷凍したひき肉を使いたい場合は、お昼ごろに冷蔵庫に移しておくといいですね。
加熱して再冷凍したひき肉は、凍ったまま調理
下味をつけてそぼろ状にするなど加熱してから再冷凍したひき肉は、すでにパラパラになっているので、そのまま必要な分だけ料理に使えてとっても便利なんです!
例えばこのような料理に、具として野菜と一緒に炒めて入れるのがおすすめです。
- オムライス
- 炒飯
- オムレツ
- 麻婆豆腐
- 麻婆ナス
- ビビンバ
- そぼろ丼
普段のランチ作りや、料理する気が起きないほど疲れたときの夕食作りの強い味方になりそうですね!
まとめ
今回は、解凍したひき肉を再冷凍したら、味や安全性は大丈夫?という疑問について調べました。
ひき肉は再冷凍すると味が落ちてしまうが、調理してから再冷凍すれば問題ないということがよくわかりましたね!
家計の味方であるひき肉を、安売りセールでゲットして賢く節約しましょう!