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読書嫌いでも読める本2選!面白くてサクサク進む!

読書は見聞を広げるのにとてもいいとわかっていても、読書嫌いの人にとってはなかなか本を手にする機会がないものですよね。

本が苦手だけど読んでみたい、読書感想文のために何か本を読まなければならない・・・そんな方でも飽きることなく読み進められる、おすすめの本を2冊厳選しました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

読書嫌いでも読める本1「さがしもの」

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「さがしもの」は、女性人気作家の角田光代さんの著書。

9編の短編小説からなる物語で、オムニバス形式のため飽きにくく読書嫌いにおすすめの一冊です。

全ての短編小説において、「本」そのものが題材となっており、大切な本から心情や人間関係が垣間見えるように構成されています。

短編小説1「旅する本」

高校生の時に身の切れる思いで買った本を、初めて大学生の時に安くで売った主人公。

その本が卒業旅行で行ったネパールや、アイルランドの思わぬところで再会を果たすという本との出逢いが描かれています。

関わっているのは本ではなく、私自身なのだと。

本といっしょに旅をしていると思う奇跡を考えさせられる物語になっています。

短編小説2「さがしもの」

病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を探し求める旅に出た、当時中学2年生だった主人公。

翌年、おばあちゃんは眠るように死んでしまいましたが、それでも本を探し続けて奔走する日々が描かれています。

大人になって本屋で働くようになり、ほかの人の本を探す手助けをしている時も、

「できごとよりも考えの方がこわい。それで、できるだけ考えないようにする。目先のことを一つずつ片付けていくようにする。そうするといつの間にか出来事は終わり、去って、記憶の底に沈殿している。」

おばあちゃんの言葉を思い出しているという祖母の温かみを感じられる物語になっています。

短編小説3「手紙」

恋人と喧嘩してしまい、ひとりで旅館に泊まった時に見つけた持ち主不明の刺繍に挟まれた別れの言葉が書かれていたことで、
自分が置かれた状況と重ね合わせて感慨深い思いをしている主人公の気持ちが表現されています。

 

読書嫌いでも読める本2「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」

 

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「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」は、ペンギンやマンボウやマグロやトリをバイオロギングという手法で調査を続けている生物学者・渡辺佑基さんが、生き物の生態について詳しく書いてくれています。

 

「動物はどこに、何をしに行くの?」という素朴な疑問をひたすら追跡していて、飽きることなく読み続けられます。

例えば「ミズナギドリの終わらない夏」という章では、ミズナギドリの生態を調べることで「渡り鳥はなぜ渡るのだろう」といった疑問が解決されています。

また「アホウドリの46日間世界一周旅行」という章では、なぜ46日間世界一周旅行が出来るほど速く飛べるのだろう?といった疑問から
アホウドリの賢く省エネで飛べるように偏西風に乗って飛んでいるということが分かります。

そして「クロマグロの太平洋横断」という章では、マグロは体温が高く、筋肉の活性が上がるので素早く尾びれを振り続けることができるため、太平洋を横断できるスピード時速7キロメートルで泳ぎ続ける事ができるということが分かります。

バイオロギングからインドガンやアホウドリなどの空を長時間飛ぶ鳥には、うまく上昇気流や偏西風を使っていたり、速度ゼロで飛ぶつまりホバリングするハチドリはかなりのエネルギーが必要であるため高カロリーの花の蜜を吸い続けなければならなかったりと物理の法則をうまく使っているということです。

ペンギン以外にもバイオロギングから見える本当の生態からいかに効率よく生きているのかという賢さが分かります。

アホウドリもアホではないということですね(^^)

 

まとめ

今回は、読書嫌いでもサクサク読める本を厳選してご紹介しました。

読書の秋、たまには活字に触れてみるのもいいものですよね。

本を読むことによって、新しい発見があるかもしれません。

ぜひ読んでみて下さいね。

 

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