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家紋に著作権は存在するの?商標登録されている家紋を調べてみた

ゲームやドラマでよく舞台となる戦国時代に活躍した武将たちは、現在でも人気ですよね。

そんな武将たちが掲げた家紋には著作権などの権利や商標登録されたものは存在するのでしょうか?

今回は、家紋の著作権と商標登録について調べてみました。

家紋に著作権は存在するのか

結論からいうと、家紋の形そのものには著作権は存在しないようです。

著作権は家紋を作成した時に発生しています。

現在の法律では、著作権は製作者の死後50年まで有効とされていますので、多くの家紋は戦国時代に作られていると思われますので、製作者は間違いなく亡くなっているはず。

そのため、家紋の著作権は消滅していると考えていいでしょう。

しかし、家紋を撮影した写真や、家紋を利用した印刷物、家紋をモチーフにしたフォントなどの製作物に関しては、作成した人に著作権があると考えられます。

商標登録された家紋は存在する

家紋そのものに権利は存在しませんが、商標登録されているものはあるようです。

たとえば測定器などで有名な「島津製作所(Shimadzu)の商標である「丸に十字」は島津家の家紋をもとにしています。

また「三菱鉛筆」のミツウロコの商標は、創業者である真崎家の家紋である「三鱗(みつうろこ)」を図案化したもの。

日本最大のそろばんメーカー「トモエ算盤」の「三つ巴」の商標は、創業者藤本家の家紋なのです。

商標登録されている家紋の一覧

ざっと調べただけでもこれだけの家紋が商標登録されていました。
これ以外にもあると思われますので、実際に家紋を商用に使う場合はかならず確認しましょう。

武家名 家紋の通称
伊達家 竹に雀・仙台笹
島津家 丸に十字
真田家 六文銭
武田家 四菱
楠木正成 菊水
豊臣家 五七の桐
明智光秀 桔梗
後北条氏 三つ鱗
蜂須賀家 蜂須賀卍
小早川家 三つ巴

まとめ

今回は、家紋に著作権や商標登録されているものはあるのかを調べてみました。

現代でも商標として使われている家紋が戦国ドラマやゲームで登場たら、なんとも親しみを感じてしまうかもしれませんね(^^)