野球オンチにとって共通の疑問、それは「クライマックスシリーズの仕組みって?何の意味があるの?」ですよね。
日本シリーズとクライマックスシリーズの区別がついていない人もいるくらいです(かつての私です・笑)。
そんな野球オンチでもわかる!クライマックスシリーズの仕組みを超カンタンわかりやすく解説いたします!
クライマックスシリーズについて超ざっくり解説
クライマックスシリーズとは?を一言でざっくり言うと、
「プロ野球全12チームの1位を決める【日本シリーズ】への出場権を獲得するための戦い」
です。
セ・リーグ、パ・リーグそれぞれで行われ、その年のペナントレースの上位3チーム(Aクラス入りしたチーム)が戦います。
そしてクライマックスシリーズで勝ったチームが日本シリーズに進むというわけです。
つまり、ペナントレースを1位で終えても、日本シリーズに出場できないこともある、というわけです!
上位3チームで戦う?じゃあ1位なっても意味ないの?
上位3チームで改めて戦うクライマックスシリーズですが、3チームとも同じ条件で戦うわけでないんです。
まず最初に、シーズン2位と3位のチームが対戦し、先に2勝したチームが次に進めます。
これをファーストステージといいます。
次に、ファーストステージで勝利したチームと、シーズン1位のチームが対戦し、先に4勝したチームが日本シリーズへの出場権を獲得するのです。
これをセカンドステージといいます。
セカンドステージでは、1位のチームには最初から1勝した権利(アドバンテージ)が与えられていますので、少しだけ優遇はされているわけです。
長いペナントレースで1位になったのに、たった1勝分しかメリットないのか・・・という気もします・・・(;'∀')
リーグ優勝チームはあくまでペナントレースで優勝したチームであり、クライマックスシリーズはそれとは別に「日本シリーズへの出場権を争うための試合」なのです。
ややこしいですね・・・。
クライマックスシリーズって何の意味があるの?メリットとは?
クライマックスシリーズという仕組みが始まったきっかけは、消化試合をなくしたいという目的なのだそうです。
確かに消化試合は選手も観客もモチベーションが下がりますし、消化試合がなくなるというのは最大のメリットでしょうね。
また、「リーグ優勝」「クライマックスシリーズ」「日本シリーズ」と、盛り上がる試合が増えることになりますので、それだけ観客動員数も増えることが予想されます。
そのため興行収入も上がりますし、様々な経済効果があると考えられます。
それぞれのチームのファンとしても、もしペナントレースで3位になってしまっても、日本シリーズに出場できる可能性が残っていると思えば楽しみも増えるのではないでしょうか。
クライマックスシリーズが意味ないとされる理由、デメリットとは?
一番おおきいデメリットとは、「ペナントレースでの順位の価値が下がる」ということでしょう。
せっかくリーグ優勝したとしても、クライマックスシリーズでは負けてしまう可能性もあるわけですから。
実際、ペナントレースで3位だったチームが、クライマックスシリーズで勝ったため日本シリーズに出場、そのまま優勝したこともあります。
そういったことが起きると、なんとも理不尽な気がする人も多いのではないでしょうか。
まとめ
クライマックスシリーズの仕組みについて、ざっくり簡単に解説しました。
消化試合を無くす、というメリットは確かに果たしているクライマックスシリーズ。
しかし、個人的には、リーグ優勝したチームが日本シリーズに出場できないのはなんとも府に落ちない気がします。
プロ野球の人気が下がってきている今、ある程度の変化は必要なのかもしれませんね。