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ラグビーのユニフォームは横縞、サッカーと野球は縦縞が多い理由とは

日本でも最近人気急上昇しているラグビー。ラガーシャツといえば横縞(ボーダー)というイメージがありますよね。

また、以前から人気のある野球やサッカーは縦縞(ストライプ)のイメージです。

ラグビー・サッカー・野球、それぞれのユニフォームに横縞(ボーダー)や縦縞(ストライプ)といった柄の決まったイメージがあるのには何か理由があるのでしょうか?

ラグビーのユニフォームは横縞(ボーダー)が多い理由

ラグビーのユニフォームは横縞(ボーダー)が多い理由

ラグビーのユニフォームには横縞(ボーダー)が多い理由は、ラグビーの歴史に関係があります。

ラグビーは世界中の多くの国で競技が行われているため、国際試合も多くなりますが、各国が単色のユニフォームを着用していたんだそう。

日本にラグビーが入ってきたころには既にどの色も各国のユニフォームに使われていたため、2色を使った横縞(ボーダー)のデザインを用いるようになりました。

そしていつしかそれが普及し、ラグビーといえば横縞(ボーダー)というイメージが定着したというわけ。

でも2色なら横縞(ボーダー)じゃなく縦縞(ストライプ)でもいいのでは?という疑問も浮かびますよね。

これには諸説ありますが、横縞(ボーダー)の柄は体格を大きく見せる効果があるためという説が有力のようです。

日本人は欧米人に比べて体格が小さい傾向にありますので、少しでも体を大きく強く見せようという狙いがあるのかもしれませんね。

ちなみに、かつてラグビーの公式ユニフォームは無地か横縞(ボーダー)に限ると決められていた時代もあったようですが、現在では特に縦縞(ストライプ)を禁止するというルールはないようです。

サッカーのユニフォームは縦縞(ストライプ)が多い理由

サッカーのユニフォームは縦縞(ストライプ)が多い理由

サッカーのユニフォームは縦縞(ストライプ)が多い理由も、ラグビーのそれと同様、日本にサッカーが入ってきた歴史によるのです。

日本にサッカーが入ってきたころ、サッカーが盛んな国ではすでに様々な色がユニフォームに使われていたため、日本にはもう使える色が残っていなかったため2色のユニフォームが使われるようになったんだとか。

ではなぜ横縞(ボーダー)ではなく縦縞(ストライプ)かというと、縦縞(ストライプ)のほうがより素早く動くイメージを与えるからという説があります。

また、ラグビーとサッカーが日本に入ってきた時期を近いため、横縞(ボーダー)を採用したラグビーと区別するために縦縞(ストライプ)を採用したとも言われています。

野球のユニフォームは縦縞(ストライプ)が多い理由

野球のユニフォームは縦縞(ストライプ)が多い理由

野球のユニフォームはほとんどが縦縞(ストライプ)で、横縞(ボーダー)を採用している球団はありませんね。

野球のユニフォームを作っているメーカーさんの話によりますと、横縞(ボーダー)のユニフォームを着用した場合、ピッチャーが投げる際に横縞(ボーダー)の模様により手の位置がわかりやすくなってしまうというのが理由だそうです。

バッターから見て、投げる際のピッチャーの手の高さがどこにあるのかわかると、投球コースが予測しやすくなってしまうのです。

まとめ

ラグビー・サッカー・野球ののユニフォームに横縞(ボーダー)や縦縞(ストライプ)など決まったイメージがある理由についてまとめました。

それぞれのスポーツが普及していく段階で定着していったものだったとは驚きです。

ユニフォームの歴史がわかると競技を観戦するのもまた面白くなるかもしれませんね(^^)