子どもも大人も大好きな豚の角煮。とっても美味しいけど、家庭で作るのはコツが必要な料理でもありますよね。
そんな豚の角煮をがんばって作ったけど、固くなってしまった!ということもあると思います。
今回は、固くなった豚の角煮を柔らかくする方法を、完成後でもできる修正の仕方と、どうしても柔らかくならなかったときのリメイク方法についてご紹介します。
固くなった角煮を柔らかくする方法は?
作ったあとの豚の角煮が固いという場合、原因の多くは煮込み時間が足りないということです。
豚の角煮は長時間弱火で煮ることで柔らかくなります。少なくともトータルで2時間以上煮るのが美味しく作るコツなんです。
固くなった角煮を柔らかくするには、下記の方法を試してみてください。
固くなった角煮を柔らかく煮なおす方法
- 煮汁に水と日本酒を足して薄める
- 皮をむいて半分に切った玉ねぎを一枚ずつはがし、角煮の一片ずつに蓋をするようにかぶせる。
- 落し蓋をして、1時間以上弱火で煮込む。
落し蓋がない場合は、クッキングシートやアルミホイルを鍋の直径より少し小さめに切ったもので代用してもOKです。
煮込む途中で煮汁が少なくなってきたら水を足しながら煮ていきましょう。
1時間以上煮込んだら味をみて、足りないようなら調味料を足して調整してください。
角煮の肉が固くなったのはなぜ?
豚に限らず、肉は筋繊維の集合体です。この繊維同士をくっつける接着剤の役割を果たしているのがコラーゲンです。
コラーゲンは熱を加え始めると最初は硬くなります。その後、加熱を続けることによりたんぱく質が変性し、コラーゲンが柔らかく水に溶けやすいゼラチン質に変化するんです。
すると、肉の繊維同士の接着が弱まってほぐれるため、肉が柔らかくなります。
つまり、コラーゲンが柔らかくなり始める前に加熱をやめてしまうと、肉が硬いままになってしまうんですね。
このように、肉が柔らかくなるには段階があるため、時間がかかります。
焦らず、長時間かけてゆっくりと煮込むことが柔らかくするコツですよ。
角煮が固くなってしまった時のリメイク
固くなってしまった角煮を煮なおしたけどどうしても柔らかくならなかった場合は、別の料理にリメイクしましょう。
小さく刻んでチャーハンの具に
固くなった角煮を細かく刻んで、チャーハンの具に使いましょう。
ご飯と一緒に炒めることで、固さも気にならなくなります。
薄く切ってチャーシュー丼として
固くなった角煮をできるだけ薄くスライスして、チャーシュー丼の具にしましょう。
ネギをトッピングすれば、パサつきも気にならず美味しくいただけますよ。
まとめ
固くなった豚の角煮を柔らかくする方法と、どうしても柔らかくならなかった場合のリメイク方法についてご紹介しました。
豚の角煮は、少なくとも2時間以上弱火で煮ることが柔らかく仕上げるコツです。
じっくり煮込んで、美味しい豚の角煮を作りましょう♪