天守閣が現存している城のなかで唯一、山の上にそびえることで有名な「備中松山城」。
この備中松山城の天守閣があるところまでは車が入れないため、途中から山道を徒歩で登らなければなりません。
実際に登るとこれがなかなかキツかった!
今回は、備中松山城へ車で行ったときのアクセス方法や所要時間と、登山道のようすをご紹介します。
備中松山城に車で行くときのアクセス概要
導入部分でも触れましたが、備中松山城の天守閣までは車で行くことができません。
そのため自家用車で行く場合、ちょっとめんどうなのです。
いったん臥牛山の5合目にある駐車場に自分の車を停めてから、バスに乗り換えて8合目まで行き、そこからは徒歩で登山することになります。
ざっくりした順序は以下のとおり。
[st-midasibox title="備中松山城 車でのアクセス順序" fontawesome="" bordercolor="" color="" bgcolor="" borderwidth="" borderradius="" titleweight="bold"]
各出発地
↓ (自家用車で鶴見橋Pまで)
鶴見橋公園駐車場(臥牛山 5合目)
↓ バス移動(所要時間約5分)
ふいご峠駐車場(臥牛山 8合目)
↓ 徒歩・・ていうか登山(所要時間20~60分・・・個々の体力しだいw)
備中松山城 天守閣
[/st-midasibox]
このあと、それぞれの詳細についてご紹介します。
駐車場からバスに乗車、登山口へ
まず、自家用車が入れる最寄りの駐車場である「鶴見橋公園駐車場」に自分の車を停めます。
駐車場のすぐそばに、8合目の「ふいご峠駐車場」行きのバス乗り場があります。

ここで乗車券を買い、バスに乗りましょう。

看板に書かれている徒歩の所要時間は信用してはいけませんww
表記通り20分で行けるのは健脚の人の場合です。
普段たいした運動もしていない(私のような)ぐうたら現代人には、20分じゃとてもムリw
そのため体力に自信のない人は、帰りのバスの最終時刻を必ず確認し、時間にはかなり余裕をもって乗車することをおすすめします(;'∀')

バスは20分間隔で運行していますので、適当に行っても少し待てば乗れます。
そして、今いる5合目の鶴見橋公園駐車場から、8合目のふいご峠駐車場に写真のバスで向かうのですが、この山道がとんでもなく怖いんです!
道が狭くてしかも崖にはガードレールなしだわ、急カーブ続きだわ、坂が急だわ・・・。
バスに乗車しているだけでもめちゃくちゃ怖いのに、自分で運転するなんて絶対にムリ・・・!
まじでバスの運転手さんてほんと上手いですよね。。尊敬します。
雨天のときは、このバスが運休していることもあるそう。
その場合は、自分で運転して8合目のふいご峠まで行ってもいいそうですよ(私は絶対行きたいくないけどwww)。
ていうかそもそも雨天のときは登山がもはや苦行でしかないので、お城に行くこと自体をあきらめるほうが得策ですw
ガチ登山で天守閣を目指す

ふいご峠駐車場でバスを降りたら、ここからは徒歩・・・いや登山です。
かならず、歩きやすくすべりにくい、しっかりした靴でいきましょう。

登り始めて最初のうちは、登山道もこのように舗装されています。
しかし登るにつれてだんだん険しくなっていきます。

土の道の上に落ち葉が積もっている場所がちょいちょいあります。
雨が降ったあとなどはかなり滑りやすいと思いますよ。
実際、私の前を歩いていたおじさんが滑って転んでました。

修行・・・じゃないくて登山を続けていると、ふっと高梁市街の風景が見渡せる場所があったりします。
気持ちいいのですが、このころはすでに体力が限界に近付いているため景色を堪能できないのが残念(笑)
そんなこんなで登山すること1時間弱。
ようやく備中松山城が見えてきました・・・
砂漠のオアシスかと思った・・・

ちなみに、備中松山城の天守閣直前にある八の平櫓からみた景色がこちら↓です。

こんな高いところまで登ってきたんだ・・・。
達成感とともに疲れもマックスです。
備中松山城の天守閣

修行のすえ、なんとかたどり着いた備中松山城の天守閣。
ここまで登ってきて思うのは、現存天守っていうのもそりゃそうだなと思ったのでした。
だってこの場所にお城があったら、攻めるほうも大変だもの。。。攻めたくないよね(;'∀')
備中松山城の入城料は300円。
ちなみに城カードはお城まで登らないと買えませんww
標高430メートルという立地条件から、城の設計もろう城戦を想定して作られていたんだそうですよ。

写真は天守閣の2階ですが、神棚が設けられています。
ろう城しているときには神にでもすがらないと精神状態保てないですよね(^^;
また、装束の間という部屋が設けられていました。
この装束の間はろう城時の城主一家の居室であるのと同時に、戦に敗れ落城した際には、城主一家の死に場所でもあるんだとか・・。
死ぬことを想定した設計って、なんだか切ない・・・。
備中松山城の中は展示物もあまりなく、あっさり見終わってしまいました(笑)
ちなみに下山もかなり急で怖いです。
足元に気を付けておりましょうね。
備中松山城まとめ
今回は、私が備中松山城へ行ったときのアクセス方法や駐車場、所要時間と、登山道についてご紹介しました。
とにかく歩きやすくすべりにくい靴と、できれば長袖長ズボンをおすすめします。
クロックスとかで来てるなめた人もいましたが、ダメ、絶対!後悔します(笑)
ただやり遂げた爽快感ははんぱないので、勇気のある人はぜひチャレンジしてみてくださいね(^^)