秋の味覚、ぎんなん。
「フライパンで弱火で炒って、ポンポンと音を立てて殻が割れたら食べ頃だよ!」
と聞いたはずなのに、実際にフライパンで炒ってもポンポン言わず、殻も割れず、中身だけが干からびてしまった経験はありませんか?
今回は、ぎんなんをフライパンで加熱調理する際のポイントをご紹介していきます。
フライパンで炒ってもぎんなんが割れないのはなぜ?
結論からお話しすると、加熱処理することで全てのぎんなんがポンポンと自然に割れるわけではありません。
ぎんなんの個体差もありますし、品種によっても割れやすさが違うようです。
電子レンジでの加熱調理では比較的割れやすいですが、それでも最後まで割れないぎんなんもいますよ。
さらにフライパンで加熱調理する場合は、そんなにポンポンと音を立てて割れないことが多いので、殻が割れたかどうかよりも、殻に少し焦げ目がつくくらいが食べごろの目安となります^^
加熱前に「ヒビ」を入れるのがおすすめ
ぎんなんをフライパンで加熱する際のポイントは、加熱前に「ヒビ」を入れることです。
この「ヒビ」が空気の逃げ道となり、爆発を未然に防ぐことにつながります。
また、ヒビを入れることで爆発を防止するだけでなく、食べるときにも簡単に殻を剥くことができます。
ぎんなんの殻むきに使用すると便利な道具たち
ぎんなんは加熱前に「ヒビ」を入れるのが大事とお伝えしましたが、続いては、ヒビを入れるための道具をご紹介します。
なお、以下の道具はあくまで参考ですので、
少しの隙間さえできれば何を使っていただいてもOKです。
ぎんなん割り器
見た目はペンチのようですが、挟の部分がぎんなんの収まる形になっています。
使い方はとっても簡単。セットしたら挟む、これだけです!
ぎんなん専用に作られているため、これが一番楽で早い方法です。
ペンチ
ぎんなん割り器と同じ要領で使います。
当たり前ですが、専用でない分、早さと使い勝手で銀杏割り器に劣ります。
頻繁にぎんなんの調理をすることがないのなら、こちらで代用することができます。
キッチンバサミ
本体のギザギザ部分に銀杏を挟み、
力を入れると殻にヒビを入れる(割る)ことができます。
同様に調理頻度が低い場合は、キッチンバサミで代用が可能です。
キッチンから取り出せるという点から、個人的には
「キッチンバサミ>ペンチ」かなと思います。
ハンマー
殻を割る分には楽で早いのですが、
叩いたときに殻が飛び散るというデメリットがあります。
力加減の調節が難しいところがハンマーのデメリットです。
まとめ
今回は、ぎんなんを加熱する前のポイントをご紹介しました。
「なんだ、これだけやっておけばよかったのか…」と思われた方もいたのではないでしょうか。
過去にぎんなんの調理に失敗された方や、初めて銀杏を調理する方に、
本記事の内容が役立てば幸いです。
それでは、銀杏で秋の味覚をお楽しみください!