食材の知識

ケーキを前日に作るなら、どこまで済ませる?手順とコツを紹介

お誕生日やクリスマスなど、大切な人のために手作りケーキを作ってあげたい!でも、当日は仕事があるし、あまり時間がかけられない・・・。

そんなときってありますよね。

お祝いの当日は時間がないとき、ケーキを前日に作るとしたらどこまでの工程までは済ませて大丈夫なのか、また、前日に作るときの手順やコツをご紹介します。

ケーキ作りで前日に済ませておける工程は?

まずは、ケーキ作りにおいて前日に済ませても問題ない工程についてご説明しますね。

スポンジケーキを焼くのは前日でOK

スポンジケーキはとても高温で焼くので、常温保存でもおよそ3日くらいは日持ちできます。

焼きたてのスポンジケーキは温度が高いため、デコレーションするためにはしっかりと冷ます時間が必要です。

また、しばらく置いて生地をなじませてからの方が、スポンジケーキがしっとりとした口当たりになります。

これらの理由により、スポンジケーキはむしろ前日に焼いておく方が良いと言えます。

焼いたスポンジケーキは、粗熱が取って冷ましてから、ラップなどでしっかり包んで乾燥しないように保存しましょう。

ちなみに、ラップでしっかりと包んでおけば冷凍も可能。2週間くらいは保存できますよ。

生クリームとフルーツをサンドするのも前日でもOK

ケーキを食べる当日の時間をさらに短縮したいなら、スポンジを半分に切って生クリームとフルーツを挟む工程までは前日でも大丈夫です。

ただし、焼きたての熱いままのスポンジケーキはNG!必ず、しっかりと冷ましてから行うようにしましょう。

サンドの工程が終ったら、しっかりとラップに包んでから冷蔵庫で保管しましょう。

前日に生クリームとフルーツをサンドするときのコツ

ケーキにはいちごが定番ですが、乳脂肪分が高いクリームを塗って生のフルーツをサンドすると、どうしても劣化して味が落ちてしまいます。
少しでも劣化を遅らせたいなら、缶詰の桃など、生ではないフルーツをクッキングペーパーなどでしっかりの水分を取ったものを挟むと安心ですね。

乳脂肪分の高い動物性のクリームに比べて、植物性のクリームは安定性が高くフルーツの酸にも強いため、サンドの工程用には「ホイップクリーム」と呼ばれる植物性のクリームがいいかもしれません。

デコレーションは当日がおすすめ!

スポンジケーキの表面に生クリームを絞ってフルーツを飾る、デコレーションの工程はぜひ当日に作業するのが、味わい・衛生面・効率、すべての観点からおすすめです。

前日のうちにスポンジケーキの表面に生クリームを絞ってしまうと、クリームがボソボソして味も劣化し、また乾燥して見た目も悪くなってしまいますので、この作業だけは当日がいいでしょう。

もしも当日お仕事などで時間がないなら、朝出かける前にデコレーションに必要なハンドミキサー・ボウル・絞り袋などはあらかじめ調理台に出して用意しておくといいですね。

生クリームを美味く保つコツ

一度泡立てた生クリームは少しずつ劣化してしまいますので、サンドの工程を前日に行った場合、その残りのクリームは劣化が進んでいます。

できれば、サンド用の生クリーム、デコレーション用の生クリームは最初から分けて置き、それぞれ使う直前に泡立てるほうがおすすめです。

まとめ

ケーキを前日に作る場合、前日までにしておけること、当日にするべきことについて、手順やコツをご紹介しました。

忙しい日にケーキ作りをするのは大変ですが、大切な人の喜ぶ顔が見れたら嬉しいですよね♪

ぜひ、美味しいケーキを作ってくださいね!