酸っぱいものを食べたとき、耳の下からえらの上あたりがツーンと痛いような感覚になったことはありませんか?
私は子どものころずっと前からあった感覚なのですが、人によっては感じない人もいるようです。
今回は、酸っぱいものを食べると耳の下が痛いのはなぜなのか、その理由をご説明します。
酸っぱいものを食べると耳の下が痛いのはなぜ?
酸っぱいものを食べると耳の下が痛いのは、唾液腺のひとつである耳下腺(下あご~耳の下)が刺激を受けるためです。
人間は唾液を分泌するために「唾液腺」が3つ存在し、それぞれ存在する場所ごとに「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」と分類されます。
そのうち「耳下腺」は耳の下から顎にかけて、「顎下腺」は顎のえらのあたりに存在します。
酸っぱいものを食べると、これらの唾液腺から大量に唾液が分泌されます。すると、急激に唾液が分泌されることで唾液腺が刺激を受けるため、その反射的な反応として周囲の筋肉が収縮し、ツーンとしたような感覚を受ける事があるのです。
酸っぱいものを食べたときにだけ起こるのであれば、それは体の正常な反応ですので心配いりません!
酸っぱさを感じにくくする方法はある?
レモンなどの酸っぱい食べ物はクエン酸を多く含み、体調を保つ働きをしてくれるので積極的に食べたいもの。でも酸っぱい食べ物をたくさん食べるのは難しいですよね。
ここでは、食べ物の酸っぱさを感じにくくする方法をご紹介します。
酸っぱい食べ物に重曹をかける
お菓子作りや料理などにも利用されている「重曹」をかけると、酸っぱい食べ物の酸味が和らぎます。
レモンの酸味のもとであるクエン酸は、アルカリ性の重曹と混ざることで中和されるため、酸味が和らぐのです。
ミラクルフルーツを食べる
「ミラクルフルーツ」という赤い実を食べた後に酸っぱい食べ物を食べると、なぜか甘く感じられます。
ミラクルフルーツに含まれるミラクリンという成分が、舌の上で酸と混ざることで甘みを感じるというしくみです。
詳しい仕組みはこちらで解説しています!
まとめ
酸っぱいものを食べたときに耳の下が痛くなる理由と、感じなくする方法についてご紹介しました。
レモンやお酢など、酸っぱい食べ物は体にいいので、上手に酸味をコントロールして摂取したいですね♪