平成に続く新元号が「令和」に決まりましたね!
この「令」という漢字、「書き方に2種類あるのはなぜ?どちらが正しいの?違いは何?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
実は、どちらも正しいのです!
今回は、この令という漢字がなぜ2種類あるのか、使い分けはどうするのかについてご紹介します。
令の2種類の違いは書体だった
令という漢字に2種類存在するその違いとは、書体でした。PC用語でいうフォントのことですね。
明朝体で「令」を書くと点の部分が垂直な棒のようになるのに対し、楷書体で「令」を書くとカタカナの「マ」のようになります。
明朝体と楷書体の違いは、その用途の違いです。
- 明朝体・・・活字用として作られた書体。印刷などのデザインによく使われる。
- 楷書体・・・手書きの筆文字をフォント化したもの。ハンコなどによく使われる。
正しい書き方はどっち?
正解としては、「2種類の書き方どちらでも正しい!」です。
文化庁により定められている「常用漢字表」の「字体についての解説」において、「筆写の楷書では,いろいろな書き方があるもの」のなかで「令」がとりあげられています。
※文化庁「字体についての解説」
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kakuki/14/tosin02/11.html
ようするに、「みんないろいろな書き方をするけど、どんな書き方をしても正しいから安心してね!」ってことですね(^^)
まとめ
「令」の2種類の書き方はどちらが正しいかについてご紹介しました。
元号が「令和」になったこともあり、令の漢字については迷う人がたくさんいらっしゃると思います。人の名前としてもよくつかわれる漢字ですので、その場合はなおさら迷いますよね。
でも、2種類の書き方どちらも正しいということがわかりました!これからは堂々と「書きやすい書き方」で書きましょう!!