食材の知識

伊達巻の日持ちはどのくらい?賞味期限と保存方法を紹介!

お正月のおせち料理に欠かせない、伊達巻。甘くてふんわりとした食感がたまらない、お正月にぜひ食べたい一品ですよね!

みんな大好きな伊達巻ですが、保存食として食べるものですので、どのくらい日持ちするのか気になるところです。

今回は、伊達巻の日持ちはどのくらいなのか、また賞味期限と保存方法についてご紹介します。

伊達巻の日持ちはどのくらい?賞味期限は

伊達巻がどのくらい日持ちするのか?賞味期限はやはり気になります。

ここでは、一般的な材料(たまご・はんぺん・みりん・砂糖・醤油・サラダ油)を使って作った伊達巻を例として、それぞれ、常温、冷蔵、冷凍で保存した場合を検証していきましょう。

常温保存の日持ちは2日程度

伊達巻を常温保存した場合の日持ちは2日程度です。

日持ちしない一番の問題は、材料のサラダ油が酸化してしまうこと。酸化させないためには、「低温」「空気に触れない」ということが大切なので、おせち料理として重箱に入れたまま、暖かい部屋で、常温で放置するのはちょっと危険です!

冷蔵保存の日持ちは7日程度

伊達巻を冷蔵保存した場合、7日程度は日持ちするようです。

冷蔵保存であっても、常温保存の場合と同様、日持ちさせるためには油の酸化を防ぐことが大切。そのため、きちんとラップをしてなるべく空気に触れさせないようして、冷蔵庫で保存しましょう。

伊達巻は砂糖を大量に使うため、比較的日持ちしますが、逆に甘さ控えめであったり、本格的な材料(エビや白身魚のすり身など)を使うと、水分を多く含むため、日持ちしなくなる場合がありますので注意が必要です。

冷凍保存の日持ちは約1か月

おせち料理の一品として、伊達巻を少し早めに作り置きをしたいときは、冷凍保存もできます。冷凍保存の場合は、約1か月ほど日持ちしますので安心ですね。

ただし、解凍の仕方によっては、作った時のおいしさが損なわれてしまう恐れがありますので注意しましょう。

卵は熱の入り方で食感が変わってしまいますので、一番のおすすめはゆっくり自然解凍。食べる前日に冷蔵庫に移しておく、または、常温で数時間置くと風味を損なわず、食感も残しておいしく解凍できます。

お弁当に入れる場合は、朝凍ったまま入れると、お昼に食べるころにはちょうど良く食べられますよ。急ぐからと言って、くれぐれも、電子レンジで一気に解凍してしまわないようにしましょう。レンジを使う場合は必ず「解凍モード」にしてくださいね。

伊達巻を美味しく保存するコツ

伊達巻を美味しく保存するうえで一番大事なのは、上記の保存期間に限らず、なるべく早く食べること!やはり、できたてのおいしさにはかないません。

どうしても保存せざるを得ない場合は、常温・冷蔵・冷凍のどの保存方法にしても、ラップでくるんで、保存用のジッパー付きの袋に入れると、乾燥を防ぐことができますので安心です。

伊達巻のふわふわ食感を損なわないためにも、乾燥には特に気を付けたいものです。

そして、保存方法の中でも一番日持ちする冷凍保存をする場合、切ったものを小分けにして、急速冷凍をすることで美味しく保存することができます。

うちの冷蔵庫にそんな機能がない!なんて方も、100円ショップなどで手に入る金属製のバットに並べて冷凍するだけで急速冷凍が可能ですのでお試しあれ!

冷凍スピードで、その後の味にも差が出てしまいますので、これはぜひやってみてくださいね。

伊達巻の日持ちと美味しさを決めるのは保存方法次第!

おせち料理に欠かせない伊達巻。手作りでも、市販品でも、なるべく常温での保存は避け、手作りのものでも、冷蔵で7日間、冷凍では1か月の保存が可能ということがわかりました。

さらに、あのふわふわの食感を維持するためには、乾燥を防ぐこと、冷凍の場合は素早く冷やし、解凍はゆっくり行う、というひと手間が大切です。

せっかくですから、めんどくさがらずひと手間をかけて、家族の笑顔とともに、おいしくいただきたいものですね。